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Caravan [曲の備忘録 ~スタンダード]

2014年の映画「セッション(原題:Whiplash)」は、ご覧になった方どれくらいいるでしょうか。
ジャズの名門校に入学した主人公と、超スパルタ鬼教師[雷]のドラマ。
鬼教師役 J.K.シモンズの演技が凄まじく、彼はこの作品でオスカー俳優となりました。

私は、「この映画だけは観たい!!」と思い、
当時まだ小さかった息子が幼稚園に行っている間の、束の間の自由時間に、朝イチで映画館へダッシュして一人で観たのでした。

内容は刺激が強すぎて、朝イチで観る映画ではありませんでしたが(笑)
この映画の終盤で、主人公が鬼教師に対して実力を見せつけるべく演奏される、
10分近くにも及ぶセッションは圧巻でした。

鬼教師もすごかったけど、この主人公役のマイルズテラーもすごくて、
このセッションでドラムを叩きすぎてシンバルに飛び散った血は、本物だったそうです青ざめ

その時の曲がこれ。「Caravan」でした。






【曲名】 Caravan (1936年)
- Music by Duke Ellington and Juan Tizol
- Lyrics by Irving Mills


【曲について】

デュークエリントン作曲。アフロ・キューバン・ジャズの代表曲とされています。
エリントン自身お気に入りの曲だったそうです。
後から歌詞がつけられたものの、歌よりは、やはりインストで演奏されることが多い曲です。

エキゾチックな雰囲気漂うラテンのナンバー。
キャラバンって日本の車の名前にもなっていたりするけど、ところで何?
もともと商人たちが交易をする際、ラクダや馬に荷物を乗せて砂漠のルートを通って行った、
「商隊」のことだそうです。

歌詞を見ると、この交易のために長い時間旅をしていた男女の間に芽生えた恋を
イメージされているのかなと思います。


歌詞の意味はこんな感じ。

夜空に高く星は輝き
そのかすかにゆらめく神秘的な光は
私たちのキャラバンを照らす

私の肩にもたれてお眠り
砂漠を旅する間ずっと
この思い出をずっと胸に刻めるように

ああなんと刺激的で なんと魅力的なんだ
あなたがこの腕に抱かれて休むとき
私は魔法の魅力に身を震わせる

一面の紺碧の夜空の下
愛の夢が本物になる
私たちの砂漠のキャラバンで






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