All The Things You Are [曲の備忘録 ~スタンダード]
昔セッションに行くと、よくインストの人たちが演奏していて、「これ何度も耳にするメロディーだし大好きなんですが、曲名なんでしたっけ」という感じの曲がいくつもあったのですが、そのうちの一つです。
一度歌おうとしてみたら、部分的に転調する感じの複雑なコード進行が難しくて、
あっさり諦めてしまってから何年か過ぎ。
「そろそろ、どスタンダードを歌いたい!」という気持ちになりましたので、
やっぱり歌うことにしました。
複雑ですが、やはり他にはない美しいメロディーです。
【曲名】 All The Things You Are (1939年)
- Music by Jerome Kern
- Lyrics by Oscar Hammerstein II
【曲について】
「Very Warm for May」というミュージカルのために作曲されました。
このミュージカル自体は人気が出なかったようですが、一方で劇中歌だったこの曲は
そのメロディーの美しさゆえ、あらゆる大物ミュージシャンにカバーされ続け、もう知らない人はいないぐらいの超有名スタンダードになりました。
「君は我がすべて」という邦題がつけられています。
バースがありますが、ほとんど歌われません。
コーラス部分はバラードで歌われることが多いですが、私はちょっと変えて歌ってみようと思います。
さて、意味はこんな感じ。
春を待ちこがれて
孤独な冬がとても長く感じるように
君を想っている
息さえ聞こえない夜の静寂が
これから始まる愛の歌を予感させる
君は 星を照らす天使の光
僕にとって一番大切なのは
君をつくる全てのことだ
いつの日か
僕のこの腕で君を抱こう
そしていつの日か
神々しいほど素晴らしい瞬間が訪れるんだ
君の全てが僕のものになる瞬間!
コメント 0