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Ballad Of The Sad Young Men [曲の備忘録 ~スタンダード]

先日ライブで歌ったバラードです。(この記事の方が後になっちゃった)

【曲名】 Ballad Of The Sad Young Men (1959年)
- Music by Tommy Wolf
- Lyrics by Fran Landesman


【曲について】

ピアニスト菊池太光氏が休憩中にピアノを弾きながら、「この曲、おおちさん好きそう」 と言っていました。

曲のタイトルを聞いてみたけど、全く知らない。
しかも、暗い。

こんな暗い曲、全然好きじゃないけどっ!!

と思っていたけど、帰ってからよくよく調べたら、
私が大好きな 「Spring Can Really Hang You Up The Most」 と同じ作曲家のものでした。
二曲とも、1959年「The Nervous」という舞台のために作られたもので、この舞台はあまりヒットしなかったようです。


とくに盛り上がりのない、淡々とした、けれども美しいメロディー。
(内容は絶望感に溢れているけど。)

ということで歌ってみることにしました。


意味はこんな感じ。

哀しい若者たちの歌を歌おうか
ウイスキーをグラスいっぱいにして
知らせはまた悪いことばかり
夢はもう捨てるんだね

哀しき若者たちはみな
バーカウンターに座り
毎日見るのは夜のネオンばかり
星なんてすっかり見ちゃいない

哀しき若者たちはみな
夜の街をさまよい
夜通し飲むんだ
おぼれないようにもがきながら

哀しき若者たちはみな
寒い夜に歌う
そうして忘れようとする
自分たちが老いていくことを

哀しき若者たちはみな
その若さゆえに苦しくなる
精一杯強がり
真実から逃げようとする

秋がくると木の葉は色づき
ゆっくりと人の心も枯れていく
哀しき若者たちはみな老いていく
とても残酷なことに

哀しき若者たちはみな
微笑んでくれる女をさがす
ほんの少しの間でも
抱きしめられる誰かを

疲れきった少女は
自分の全てを尽くし
哀しき男のために
明るく振る舞おうとする

ぼんやり薄汚れた月が
上から見下ろしている
哀しき若者たちが
抱き合うことを楽しんでいるのを

できそこないの月よ
哀しき若者たちを照らしてやってくれ
お前の照らす光で
彼らがもう一度家へ帰れるように

哀しき若者たちのために



それにしても、ジャズミュージシャンにも知られていない。
歌って沢山あるんですねえ。

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